登る春

高原に住んでいると四季の移り変りをはっきりと感じることができます。
秋から冬にかけては、山の上から紅葉や冠雪が降りて来て、寒くなっていきます。
逆に春から夏にかけては、下から暖かさや緑が登っていきます。
季節という大きな存在が山を下ったり、登ったりしているような感じがするのです。

ついこの間まで残雪があったという三本滝周辺へ偵察に行ってみました。
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まずは東大ヒュッテ口のバス停前に車を停めて、「子リスの径」を登っていきます。
子リスには出会えませんでしたが、鳥のさえずりを聞きながら歩いて行くと、登っていく春を感じとることができます。
この道は大きな岩が殆ど無いので、歩きやすく、落ち葉の絨毯の上を歩くのがとても気持ちがいいのです。秋にカサカサと音がする落ち葉もいいですが、ひと冬越えた落ち葉はしっとりとして弾力があり、膝や腰に優しい山歩きを手伝ってくれます。

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これは「ミツバオウレン」といいます。
他にも足元には「マイヅルソウ」や「ゴゼンタチバナ」が開花準備中、
「タケシマラン」や「コミヤマカタバミ」が見頃になっています。
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ゆっくり登って1時間程で三本滝の駐車場に着きます。
この辺りに来ると、こんな葉っぱが見かけられます。
クルクルと巻物みたいな姿で伸びてきます。
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夏の高山の写真でよく被写体になっている「コバイケイソウ」の葉なんです。
新芽は明るい黄緑色で、裏側は少し白っぽくなっています。

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三本滝の駐車場からは「かもしかの径」を歩きます。
ここでも、「ムラサキヤシオ」や「オオカメノキ」が迎えてくれます。
足元には「コミヤマカタバミ」がたくさん咲いていました。
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こんなピンク色の個体もあります。
今までは白い花しか見たことがなかったので、感激です。

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20分程で滝に到着です。右側の滝が「クロイ沢」といい、岩壁を滑るように流れ落ちています。水量が多いので上部の段では、水が勢い余って飛び跳ねていました。
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真ん中の滝は「本沢」といい、少し奥まった所にあります。
真っすぐ豪快に落ちています。
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滝の下では「イワカガミ」の蕾を発見、あのピンク色のヒラヒラのお花はこの中から出てくるんですね。咲く前の姿を知るのも楽しい発見です。
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清涼感たっぷりの滝を楽しんで帰る途中では「イワナシ」を見つけました。
もっと標高の高い所でしか見たことがなかったので、ちょっとビックリでした。

これから道の両側にたくさんの花が咲きそうな「子リスの径」や「かもしかの径」は
お勧めのスポットです。是非、運動靴や軽登山靴で軽快に歩いてみて下さい。
(一応クマ鈴も携行して下さいね・・・)
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by springbk | 2009-06-10 10:27 | 山の風景

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