位ヶ原へGO!
2010年 09月 07日
肩の小屋から冷泉小屋に向かって下る登山道を歩いてみました。
花は淡い黄色なのですが、乗鞍の花は通常よりも少し青味を帯びた部分が多いようです。
チングルマは既に綿毛がフワフワと揺れています。一部にまだ白い花が咲いている所も
ありましたよ。
「ウラジロナナカマド」の実が赤く色づいてきました。紅葉が楽しみです。
山に見とれる山ガールが1人・・・
黄色のコンビは、奥が「ミヤマアキノキリンソウ」、手前が「ミヤマコウゾリナ」。
どちらもキク科のお花です。
「ホシガラスの台所」のようです。こうして、「ハイマツ」の球果(実)を集めるんですね。
「ライチョウ」と同じく、これが大事な食糧になるのです。
標高2350mの山荘の周辺には「ゴマナ」や「ヤマハハコ」の白い花が綺麗に咲いていました。
位ヶ原山荘から再び登山道に入ると、上部のハイマツ帯とは違った雰囲気、「ダケカンバ」などの広葉樹も増えてきます。林床には、「ミヤマセンキュウ」やアザミの仲間がたくさん咲いていました。
「ベニバナイチゴ」、手前に並ぶ細長いサクランボのような「タケシマラン」(左画像)。
途中2回車道に出て、3回目に冷泉小屋に到着です。車道沿いには「コマガタケスグリ」が
実をぶら下げていました。
この登山道は、何回も車道に出て、バス停もあるので、万が一調子が悪くなれば、バスを利用することが可能です。途中に山荘もあるので、まだ長距離の本格的な登山は心配・・・という方にも安心してご利用いただけます。その日の天候や時間、自信の体力に応じて歩く区間を選択しましょう。
履きなれた登山靴や装備、クマ鈴を持って、秋の乗鞍岳を歩いて下さい。春先から晩秋まで、
たっぷり楽しめるお勧めのコースです。
by springbk | 2010-09-07 11:52 | お花