乗鞍岳バックカントリースキー
2011年 01月 22日
吹雪の後、素晴しく晴れ渡った青空の雪山は、すべてが奇跡のように美しい。
そんな乗鞍岳のに美しさに誘惑されて抗えずに、この日もまた中毒的な衝動に
任せて山へ上がった・・・。
スキーで歩いて行く「サクッ・・・サクッ・・・」という自分の足音と新雪の感触!。
迎え入れてくれたように感じる大自然に、赦されていると言う気がするラッセル
&ハイクアップはあまりにも気持ち良すぎて、本当に贅沢な行為なのだと感じる。
宇宙の摂理の渦に従って、「自然」が造りだす全てのモノが持つ感動の造形美。
本当に、その全てが美しすぎると感じて、歩きながら感動してしまう!・・・。
この日は素晴しい青空の快晴で微風!とても穏やかで、大らかで、雄大であった。
そして大自然を前にしていて、余りにも小さな自分の存在を感じてしまう・・・・。
僕達を迎え入れてくれらかのように、白い雲の上に姿を現していた!・・・。
「槍・穂高連峰」もここまでの降雪で、さらに真っ白な姿になっていた!
この後に待っている至福のスキーに想いを馳せながら、ただひたすら頑張る・・・。
乗鞍岳の広大な斜面にドロップ・イン出来る幸せ、フレッシュパウダーの快感、
スピードに乗ったスキーが舞いあげる新雪の気持ち良すぎる感触!などが頭の
中に浮かんでは消えていく・・・・。
スピードが乗れば乗る程に体全体に広がっていく快楽の渦に、意識は溶けて行き、
この美しい自然と一体となり、残った意識はターンを刻めば刻む程に、自然との
繋がりにだけ集中されて、限りなくシンプルになっていく・・・・。
重力に任せて進むと、宇宙の摂理と自分の鼓動がピタリと重なる瞬間がある。
ここまで辿り着いた全ての人に、自分の人生のこの一瞬が重なる扉が開いて、
雪を舞いあげながら滑る意識の中に、特別な場所が見つかる。
自分にとっての「パウダーライディング」とは、
自然の摂理と一体になるような、そんな世界なんだろうと思う
そして!、
「乗鞍岳」の雄大な自然に抱かれて、この日も大きなシェプールを残してきた!
また風が吹けばスグに消えて無くなる程の儚い夢の跡だが、僕達の心の中には
この日のシェプールは、永遠に残っていくだろう・・・・。
(山頂にスキーに行ったのは本当ですが、文章はフィクションです。あしからず。
ほとんどが作り話ですよ~~・・・・)
by springbk | 2011-01-22 10:03 | 山の風景