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乗鞍岳バックカントリースキー

大自然が与えてくれる、ほんの一瞬の絶好のコンディション、快晴&微風。
吹雪の後、素晴しく晴れ渡った青空の雪山は、すべてが奇跡のように美しい。
そんな乗鞍岳のに美しさに誘惑されて抗えずに、この日もまた中毒的な衝動に
任せて山へ上がった・・・。

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何の痕もない、純粋無垢なまでのツアーコースに、自分だけの跡が付く・・・。
スキーで歩いて行く「サクッ・・・サクッ・・・」という自分の足音と新雪の感触!。
迎え入れてくれたように感じる大自然に、赦されていると言う気がするラッセル
&ハイクアップはあまりにも気持ち良すぎて、本当に贅沢な行為なのだと感じる。

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言葉が出ない程の碧すぎる青空、昨日までに降り積もった真っ白な新雪の世界。
宇宙の摂理の渦に従って、「自然」が造りだす全てのモノが持つ感動の造形美。
本当に、その全てが美しすぎると感じて、歩きながら感動してしまう!・・・。

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長い間、強風と吹雪で来るものを拒み、姿を見せてくれなかった乗鞍岳だったが、
この日は素晴しい青空の快晴で微風!とても穏やかで、大らかで、雄大であった。
そして大自然を前にしていて、余りにも小さな自分の存在を感じてしまう・・・・。

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振り返れば、後ろにはさっきまで見えていなかった「槍・穂高連峰」も、
僕達を迎え入れてくれらかのように、白い雲の上に姿を現していた!・・・。
「槍・穂高連峰」もここまでの降雪で、さらに真っ白な姿になっていた!

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そして、何とか喘ぐ息をコントロールして、稜線への急な最後の登攀を、
この後に待っている至福のスキーに想いを馳せながら、ただひたすら頑張る・・・。
乗鞍岳の広大な斜面にドロップ・イン出来る幸せ、フレッシュパウダーの快感、
スピードに乗ったスキーが舞いあげる新雪の気持ち良すぎる感触!などが頭の
中に浮かんでは消えていく・・・・。

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そして!!、やっと稜線まで辿り着き、かくして本日もシェプールは描かれた!!

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その後はただ重力に任せて、広大な斜面の新雪の上を浮かぶようにして滑る!
スピードが乗れば乗る程に体全体に広がっていく快楽の渦に、意識は溶けて行き、
この美しい自然と一体となり、残った意識はターンを刻めば刻む程に、自然との
繋がりにだけ集中されて、限りなくシンプルになっていく・・・・。

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そして、大空から贈られてきた真っ白なクリームのような広大は雪の斜面を
重力に任せて進むと、宇宙の摂理と自分の鼓動がピタリと重なる瞬間がある。
ここまで辿り着いた全ての人に、自分の人生のこの一瞬が重なる扉が開いて、
雪を舞いあげながら滑る意識の中に、特別な場所が見つかる。


自分にとっての「パウダーライディング」とは、
自然の摂理と一体になるような、そんな世界なんだろうと思う


そして!、
「乗鞍岳」の雄大な自然に抱かれて、この日も大きなシェプールを残してきた!
また風が吹けばスグに消えて無くなる程の儚い夢の跡だが、僕達の心の中には
この日のシェプールは、永遠に残っていくだろう・・・・。






(山頂にスキーに行ったのは本当ですが、文章はフィクションです。あしからず。
 ほとんどが作り話ですよ~~・・・・)

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by springbk | 2011-01-22 10:03 | 山の風景

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