明神岳1峰登頂~奥明神沢スキー滑降!!
2012年 04月 13日
あの日の紺碧の青空の下で果たすことが出来なかった約束、
また挑戦しようと、彼と固く誓った果たさなければイケない約束
がありました!・・・・。
明神沢をスキーで滑降しよう!というモノだったのですが、残念
ながら去年はなかなかコンディションが整わなくて2度目の敗退
をしてしまっていたのでした・・・。 なので今年はそのリベンジを
しよう!!と友人と約束していたのでした・・・。
そして今年も4月になって、その友人であるガイドのNJ さんから
連絡が入り、あの約束を果たそう!、あの山にリベンジをしよう!
という事になり、3度目の挑戦なので気合いMAX で再び挑戦を
しに行ってきました~!
乗鞍高原でも雨がザーザー降りだったのでした!・・・。「こんな
大雨の天気の後ではまたコンディションも悪くて、リベンジ達成
は出来ないのでは?!」と僕は思っていて、テンションガタ落ち
だったのですが、プロのガイドさんであるNJ さんは、「明日の
天気は最高になる!!」という読みで、とりあえず雨の中だった
のですが3時半ごろ出発しました~!!・・・。
永遠にも思えるような雨の中、延々と暗闇の上高地を歩き続けて
いきました~・・・。
取れていきました~!!
もし、コンディションが良ければ今年も明神東稜壁をクライミング
で登って行こうと考えていたのですが、この大雨では東稜の雪が
どうなっているのか分かりません・・・。なので、今年はまず確実に
この「奥明神沢」をスキーで滑降しよう!という事になり、ガイドで
あるNJ さんの判断で「岳沢」から詰めて行き、滑降する明神沢を
登攀しよう!という事になったのでした・・・・。
そして!!!、、、、
ガイドのNJ さんの読み通り、穂高連峰の山々に掛っていた雲が
全て取れて行き、最高の快晴の天気になっていきました~!!!
これで僕のテンションも一気にMAX になっていきました~!!!
(この左下が「岳沢小屋」がある所です。) 一気に雲は無くなって
奥穂高岳までクッキリ見えてきました~!!
行きます! ここからはアイゼンにピッケルのフル装備で、超急斜面の
沢を詰めて行くのですっ!! 先頭をラッセルで行くガイドのNJ さんは
まるで海外の高山のアルパインエリアを登っていくような感じで、とても
カッコ良かったですぅ~!! まるでパタゴニアなどのアウトドアウェア
のカタログのようでした~。
僕の後ろには、今まで登って来た「奥明神沢」が見えます!この画像で
この斜面がどれだけ急斜面なのか、分かるでしょうか??・・・。メッチャ
急斜面で!、ちょっと怖かったです・・・。ヘッピリな僕の登攀でした・・・。
ここを登り切ったところが、明神岳1峰と2峰のコルの稜線となるのです!
太陽が上がったら急に気温は上がって来ていて、雪もだんだんと緩んで
グザグザになってきていて、時折風の呷りでチリ雪崩のような感じもあり、
とても登りにくい雪質だったのでした・・・。
約3時間程、ついに稜線に到着しました~!!! その後、明神岳登頂
を目指して、岩と氷雪の頂きへと、さらに登って行きました~!!!!
どうですか!この山岳景色!!!、、、。最高じゃないですか~?!
僕のスグ後ろは明神岳2峰~3峰、その奥には「霞沢岳」がキレイに
白い雪を湛えています! そして、そのまた奥には、我らが「乗鞍岳」!
そのまた左奥には「御嶽山」も見えていました~!!! 素晴し過ぎ
でした!!、シビれる程スゴ過ぎでした~!!
に到着しました~!! バックには「奥穂高岳」が、ド迫力で圧倒的に
見えていましたぁ~!!!! コチラももの凄い山岳景色です!!
今日はどこを眺めても、超ド級の素晴しい景色でした!!
なのです。ここから、超狭いルンゼ状の「奥明神沢」スキー滑降が
始まるのです!スキーをデポしたコルに戻ってスキー滑降の用意
をします・・・。 そして、大空を見上げて息を吸い込み、この斜面の
滑りに精神統一!!・・・。 そして!!!、、、
今回はコケたら命が無い程の約45~50°もある超急斜面っ!!
なので、果敢にですが確実に!1ターンずつ決めて行きました~!
とても狭い斜面なので、自分の落とした「スラフ」のコントロールが
なかなか出来ず、体験した事無いぐらいのとても難しいスキー滑降
でした~・・・・。
夢と想いを詰め込んだ大きなターンを刻んで行きました~!!・・・。
斜面ですが、そこはさすがプロのガイドさんです!、手慣れたように
この斜面の少ないパウダーのスプレーを上げてくれました~!!
水を得た魚のように素晴しいテレマークターンを決めてくれました~!
NJ さんの後ろのシェプールが、その上手さを物語っていますね!・・・。
この後は、岳沢のシャバった雪をユル~~く滑って帰りました~。
もう大丈夫!、この時もう、「明神岳登頂→奥明神沢スキー滑降」
を成功させた、とてつもない程の達成感に包まれていました!!!
振り返ると、そこには雲ひとつ無い完璧の青空で、西穂、奥穂、前穂、
全ての山々が空とのコントラストで白く光って輝いていました~!!
ほんとうに!本当に!!、最高のスキーツアーでした~!!!!!
かくして、夢は現実のモノとなった!・・・・。
かくして、リベンジを果たしてあの日の約束が守れた・・・。
そして、最高の景色と、最高の滑降が、僕達の心に刻まれた!・・・。
そして、またこの遥か先に続く、スキー滑降を夢見るのだろう・・・。
(NJ さん、どうもありがとうございました~。今回は不甲斐ない
僕のクライミングでした。また修行してきます・・・。お礼まで!)
by springbk | 2012-04-13 02:12 | アウトドア