明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)
2014年 05月 10日
明神岳東稜を登り切って、この山頂を手に入れた時には
素晴しい達成感と解放感、そして前に一回来ている僕は
不思議な懐かしさにも包まれていたのであった!!
焼岳、御嶽山などの山々も真っ白に輝いていた!!
明神岳東稜を登り切った僕たちは、もう8割方成功した感
に包まれていたのだが、ツアーはまだ半分なのだ!!・・・。
ここから僕たちスキーヤーのメインディッシュであるスキー
滑降が始まるのだった~。スキーも約50°程の超急斜面、
スラフや雪崩や、落石の危険性などもあるので、もちろん
気を許して侮ってはいけないのである!・・・。
しかし、その前に、ほんの僅かな夢の間だけ、この明神岳
山頂からの景色を楽しんだのであった!・・・。
前回ここへ来た時は4月上旬だったのだが、今回は5月の
ゴールデンウィーク明け。雪はかなり少なくなっているな~
と思ったのだった・・・。 時期を見極めれば、あの奥穂高の
直下「扇沢」も滑れるな!と思いながら眺めていた・・・。
ではありません、少し下から撮影したものです)乗鞍岳だけは
本当に真っ白だった!! 真っ白に雪を纏った、緩やかな斜面
の美しい山容は、まさにスキーのための山だと思うのであった。
スキー滑降に向けて、明神岳1峰と2峰のコルへとクライム
ダウンしていった。この下降は、登りよりも怖いのである!
慎重に慎重に、一歩ずつ確実に下りて行ったのであった・・・。
(下に見える沢は、前回滑った場所です。→「1峰と2峰の間」)
そして、このコルから、今回もスキー滑降が始まった!!
このドロップ・インの瞬間は、ガイドのNJさんが雪の斜面に
張り付いて撮影してくれたのであった~。(いつもありがとう
ございます~!)
ドロップ・インから下に見えるノドを通り抜けるまでは狭い
約50°程の超急斜面!! しかし、雪質はかなり緩んで
きていたので快適なジャンプターンが決まってくれた~!
上げて滑って行った~!! 雪が春雪な感じで緩んでくれて
でもスラフがあまり落ちずに、全体的に素晴しいコンディション
で滑る事が出来たのであった~!!
バックには、明神岳の2峰~3峰が凄まじくカッコよく聳え立って
いたのであった~。 NJさんのテレマークターンもカッコイイ!!
テレマークターンをキメて行ったぁ~!!! あまりに切れ
過ぎなターンなので、斜面にクレバスが出来そうであった・・・。
こちらも、狭い沢&50°の超急斜面、デブリで荒れた斜面に
でも安定したスキーを魅せてくれたのであった~~。
のだった~~。まるでパウダーを滑っているかのような画像
が撮れたのだった~!!
この画像で、どれぐらいの斜度か分かるでしょうか??・・・。
超スティープな素晴しい山岳スキー滑降だったのであった!
これがあるからBCスキーはヤメられないのである!!・・・。
(左側にはひょうたん池が雪に埋まっている場所が見えます。
そして見えている尾根は長七の頭、右上の白い所は梓川の
河原です・・・)
切った僕たちには、凄まじい程の達成感が湧きおこって来た
のであった!!! 3人で無事帰り着いた事と、今回のこの
コースを「クライム&ライド」で達成出来た喜びを爆発させた
のであった~!!!
この後は、明神までガレた沢を歩き、明神~上高地を歩き、
そして上高地から自転車で釜トンネルを抜けて沢渡手前の
車までのライド・・・。 帰り着いたのはお昼の2:20頃だ!!
出発は深夜の2:40頃だったので、約11時間40分行動の
BCスキーツアーだったのであった~!!(今シーズン中で
一番疲れました・・・)
今シーズンは「あの日に置き去りにされた想い」と言う事を
何回か書いて来たのだが、それが今回達成出来たので!
文句無しのBCスキーなシーズンとなったのであった~!!
そんな事が出来る信頼のある仲間は何物にも代えがたい
人生の宝だと感じる、そんな僕の「クライム&ライド」なので
あった・・・。そして来シーズン、どんな事が出来るのか?・・・。
(ガイドのNJさんSTさん、今回も本当にどうもありがとう
ございましたぁ~!!、今回も快心のBCスキーでした。
お礼申し上げますぅ~~。)
by springbk | 2014-05-10 03:56 | アウトドア