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明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)

(昨日の続きです・・・)
明神岳東稜を登り切って、この山頂を手に入れた時には
素晴しい達成感と解放感、そして前に一回来ている僕は
不思議な懐かしさにも包まれていたのであった!!

明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_901056.jpg
山頂に立っているガイドのNJさんのバックには、乗鞍岳、
焼岳、御嶽山などの山々も真っ白に輝いていた!! 

明神岳東稜を登り切った僕たちは、もう8割方成功した感
に包まれていたのだが、ツアーはまだ半分なのだ!!・・・。
ここから僕たちスキーヤーのメインディッシュであるスキー
滑降が始まるのだった~。スキーも約50°程の超急斜面、
スラフや雪崩や、落石の危険性などもあるので、もちろん
気を許して侮ってはいけないのである!・・・。


しかし、その前に、ほんの僅かな夢の間だけ、この明神岳
山頂からの景色を楽しんだのであった!・・・。
明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_903215.jpg
コチラは、奥穂高岳(左)~吊尾根~前穂高岳(右)です~。
前回ここへ来た時は4月上旬だったのだが、今回は5月の
ゴールデンウィーク明け。雪はかなり少なくなっているな~
と思ったのだった・・・。 時期を見極めれば、あの奥穂高の
直下「扇沢」も滑れるな!と思いながら眺めていた・・・。

明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_904073.jpg
コチラはもちろん!、我らが「乗鞍岳」である。(画像は山頂から
ではありません、少し下から撮影したものです)乗鞍岳だけは
本当に真っ白だった!! 真っ白に雪を纏った、緩やかな斜面
の美しい山容は、まさにスキーのための山だと思うのであった。

明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_91476.jpg
山頂で少しばかりの間上記の画像の景色を堪能した後は、
スキー滑降に向けて、明神岳1峰と2峰のコルへとクライム
ダウンしていった。この下降は、登りよりも怖いのである!
慎重に慎重に、一歩ずつ確実に下りて行ったのであった・・・。
(下に見える沢は、前回滑った場所です。→「1峰と2峰の間」)


そして、このコルから、今回もスキー滑降が始まった!!
明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_91927.jpg
いざっ、ドロップインだぁ~!!
このドロップ・インの瞬間は、ガイドのNJさんが雪の斜面に
張り付いて撮影してくれたのであった~。(いつもありがとう
ございます~!)

明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_912520.jpg
今回は、まず最初に僕のスキー滑降画像からですっ!!
ドロップ・インから下に見えるノドを通り抜けるまでは狭い
約50°程の超急斜面!! しかし、雪質はかなり緩んで
きていたので快適なジャンプターンが決まってくれた~!
明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_913169.jpg
コチラは、かなり下部の広大な沢に出た所で少しスピードを
上げて滑って行った~!! 雪が春雪な感じで緩んでくれて
でもスラフがあまり落ちずに、全体的に素晴しいコンディション
で滑る事が出来たのであった~!! 


明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_915158.jpg
2番手は、ガイドのNJさんのテレマークライディングです~!
バックには、明神岳の2峰~3峰が凄まじくカッコよく聳え立って
いたのであった~。 NJさんのテレマークターンもカッコイイ!!
明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_915938.jpg
超急斜面にも関わらず、ガイドのNJさんはキレッっキレの
テレマークターンをキメて行ったぁ~!!! あまりに切れ
過ぎなターンなので、斜面にクレバスが出来そうであった・・・。


明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_921156.jpg
最後は、今回一緒に行ったSTさんのライディングだ~!!
こちらも、狭い沢&50°の超急斜面、デブリで荒れた斜面に
でも安定したスキーを魅せてくれたのであった~~。
明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_922430.jpg
そして、柔らかい春雪のスプレーを思いっきり上げてくれた
のだった~~。まるでパウダーを滑っているかのような画像
が撮れたのだった~!!

明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_923677.jpg
しばし休憩・・・。この画像の左側の斜面を滑って来たのである。
この画像で、どれぐらいの斜度か分かるでしょうか??・・・。
超スティープな素晴しい山岳スキー滑降だったのであった!
これがあるからBCスキーはヤメられないのである!!・・・。

明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_924378.jpg
そして、その後もスキーでどこまでも落ちて行ったのであった・・・。

(左側にはひょうたん池が雪に埋まっている場所が見えます。
 そして見えている尾根は長七の頭、右上の白い所は梓川の
 河原です・・・)


明神岳東稜壁クライミング&BCスキー!!(滑走編)_f0182173_925484.jpg
そして、明神岳1峰と2峰のコルから~長七沢をスキーで滑り
切った僕たちには、凄まじい程の達成感が湧きおこって来た
のであった!!! 3人で無事帰り着いた事と、今回のこの
コースを「クライム&ライド」で達成出来た喜びを爆発させた
のであった~!!! 
この後は、明神までガレた沢を歩き、明神~上高地を歩き、
そして上高地から自転車で釜トンネルを抜けて沢渡手前の
車までのライド・・・。 帰り着いたのはお昼の2:20頃だ!!
出発は深夜の2:40頃だったので、約11時間40分行動の
BCスキーツアーだったのであった~!!(今シーズン中で
一番疲れました・・・)


今シーズンは「あの日に置き去りにされた想い」と言う事を
何回か書いて来たのだが、それが今回達成出来たので!
文句無しのBCスキーなシーズンとなったのであった~!!
そんな事が出来る信頼のある仲間は何物にも代えがたい
人生の宝だと感じる、そんな僕の「クライム&ライド」なので
あった・・・。そして来シーズン、どんな事が出来るのか?・・・。





(ガイドのNJさんSTさん、今回も本当にどうもありがとう
 ございましたぁ~!!、今回も快心のBCスキーでした。
 お礼申し上げますぅ~~。)

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by springbk | 2014-05-10 03:56 | アウトドア

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