金原砂防堰堤の、歴史探索ツアー!
2014年 09月 26日
道はすでに廃道となって、入る人もいなくなって、ターゲットが
存在するのかどうかも分からない・・・。そんな乗鞍高原周辺の
気になる「歴史の史跡」を探索しようというものです・・・・。
今回の歴史探索ツアーのターゲットは、先日行政の視察で
行った、奈川地区の奥地にある「金原砂防堰堤」です~!!
奈川度ダムの上を走る所があります。しかし、その手前の
トンネルの中の別れ道を左に直進して行くと、あの有名な
「野麦峠」のある「奈川」地区へと入って行きます。 そして
奈川地区の中程に、旧奈川村役場のあった「黒川渡」という
集落があります。乗鞍高原へと繋がるスーパー林道A線の
起点です。その「黒川渡」の奥へ川沿いの道を上がって行く
と、突然この大きな「金原砂防堰堤」が出て来ます。
この「金原砂防堰堤」は、この旧奈川村一帯の土砂崩れを
防ぐために昭和34年に建てられた、この辺りで一番大きな
砂防堰堤です。高さは約18mもあるらしいです。
それは、この「魚道」が造られたからなのでした~!!
この奈川地区は、岩魚やサクラマスなどの貴重な魚たちが
棲む素晴しい生態系があったのですが、「金原砂防堰堤」が
造られて、それらの魚たちは遡上出来なくなり卵を産む場所
を失って減ってしまったようです・・・。それを解決するために
サクラマスや岩魚が登って行けるようにと、堰堤のスグ横に
「魚道」が造られたのでした。
やすいように、段々になってても落ち具合と水量が調節して
ある「魚道」らしいです。
透明のスクリーンになっている場所が2か所ありました!!
ここを覗くと、水族館のように魚達の遡上を見ることができる
ようになっているのです~!!
いました。 見ていると楽しくて飽きませんでした・・・。
そして「金原砂防堰堤」」の上は、とても広い砂防ダムの広場
のようになっていました。 ここは観光用としての場所では無い
ようですが、普通のお客さんでも来れるようになっています~。
なので、この大きな堰堤と「魚道」に興味がある方は行って見て
下さい。
まだまだ乗鞍高原の周辺や奥地には、いろんな面白い史跡や
場所がたくさんあります。 これからもどんどん探索して行って
みなさんにお届けしたいと思います。よろしくお願いします~~。
by springbk | 2014-09-26 06:48 | 日常