雪崩講習会
2010年 02月 17日
少し山スキーを覚え始めたNが、初めて雪崩講習を受講してきました。
2日間の講習会のうち、1日目のみ受講したので、その様子をご紹介します。
雪の基本的な成り立ちや性質、雪崩が発生するメカニズムについて、スライドを使って
教えて下さいました。
覗き込むと、綺麗な結晶がぶら下っています。
このままイヤリングに出来たら、素敵です。
午後は屋外での実技です。
この層を使って色んな観察方法を試しました。
これはスプレーをかけて、層の密度がはっきり分かるようにしたものです。
色が濃くなる所は、「圧密」と言って雪が重さで圧縮された状態です。
薄い所は、雪の粒同士の接触が進んでいないので、隙間がある状態のようです。
10g~37gと下の層にいくほど、重くなっていました。
弱層を探すのに、今回の講習では「コンプレッションテスト」というのを行いました。
柱状にした層に力を加えてみて、弱い層の部分から崩れてこないかをチェックします。
雪崩によって雪の中に埋まったら、どうなるのかを体験してみます。
もちろん、危険のないように頭部には予め息ができるように空間を造っておき、
外部の人間と会話ができるように専用の管を通します。
無くて、顔に雪が押し付けられ、口にも雪が入ってきて窒息するようですから、本当に
ゾッとします。 埋没した人以外は、この状態で「ゾンデ」という捜索用の器具を使って、
埋没している人間の感触を体験してみました。
どの講義、実技も大変勉強になりました。
山に入る時にこの経験を生かして、安全に楽しく遊べるようにしたいと思います。
by springbk | 2010-02-17 11:53 | イベント