ワイン 62
2010年 03月 01日
今回のワイン
「シャンボールミュジニィ、レ・ボード、モーリスガヴィネ」1994年です。
村にある、第1級畑「レ・ボード」で造られたワインです。この「レ・ボード」と
いう畑は超有名な特級である「ボンヌ・マール」の東側に隣接する畑なので
1級の中でも最高の畑なのです!・・・・。
造り手は「ドメーヌ、モーリス・ガヴィネ」です。1920年にブドウ栽培家であった
オノレ・ガヴィネさんによって設立されたドメーヌで、なんと彼は!あの世界一の
超高級ワイン「ロマネ・コンティ」のブドウ栽培家であり、醸造家としても活躍して
いたという凄い方なんですっ!! そしてロマネ・コンティ社での経験を生かし、
自分のワインを造りたいとの思いから、自らのワイン造りのためにいくつか畑を
購入してドメーヌを設立します。そして、すべて手摘みのみで収穫されるブドウを
除梗し醸造、そして低温マセレーション発酵後に樽に移されます・・・。新樽率は
10%程と少ないですが、果実本来の味を失わずフルーティーで複雑かつ繊細な
造りらしいです。
と、ここまで書けば、飲みたくなるでしょう!・・・元ロマネ・コンティのブドウ栽培家
が、自分のワインを追求して造っているワイン!、 いざっ、オープンです!!・・・。
このワインも、開けてからスグには固い感じで香りが広がりません・・・・。
しかし、1時間ぐらい経つと・・・・、やはりプルミエ・クリュワイン! 素晴しく
変化してきました~。乳酸菌のニュアンスが良く感じられ、イチゴヨーグルト
のような香りがしてきますし、バラやスミレのような花系?・・・のような感じも
します~~。 味わいは酸味が強いのですが、甘い香りとのバランスが良く、
その上に森や土のようなニュアンスも感じられてきて、とても美味しいワイン
へと変わって行きました~。 (飲んだ時に、口の中で感じる酸味が結構強い
ので、好き嫌いがあるかもしれません・・・・。)モーリス・ガヴィネの造るクラシカル
で繊細な味わいを追求したワイン、よく分かるような気がしました・・・・。
この「モーリス・ガヴィネ」のワインは、以前にもACブルゴーニュを飲んでいるの
ですが、今回は1級の畑ワインという事と、元ロマネ・コンティの栽培家という事で、
とても面白かったです~。これだから、歴史あるフランスワイン、特にブルゴーニュ
ワインはやめられません!・・・・。
そしてっ・・・右後ろにあるのはっ!・・・。あぁぁっ!!(わかる人にはわかります・・・)
by springbk | 2010-03-01 13:01 | お店のご案内