スプリングバンクの鈴鹿8耐レポート、決勝編②
2013年 07月 31日
11:30、このスターティンググリッドから、いよいよスタートです!!
カウントダウンをしてスタートしました! 5、4、3、2、1、スタート~!!
この瞬間、僕はドキドキしていました!、いよいよスタートなのです!!
ここまでチームではいろんな事がありました。転倒に次ぐ転倒!!・・・、
マシンの問題やチームクルーの事情・・・、僕を含めチームのみんなは、
それぞれの想いを胸にして、このチームに集まって来ているのです!!
これからの8時間のレース中、どんな事が起るのだろうか?!・・・、
どんなドラマがあるのだろう?!、そんな感じでドキドキ、ワクワク~
してました!!・・・・。。
大集団がホームストレートを走って行き、1コーナーに突っ込んで行き
ました~。 鈴鹿8耐、レーススタートです~!!!
レースは序盤からデッドヒート!!、「12」ヨシムラスズキ、「7」モンスター
エナジーヤマハ、「634」ハルク・プロ、「99」BMWモトラッド、「071」加賀山、
などのトップチームが、まるでスプリントレースのような攻めで争って行き、
そこにスタートで遅れた「11」F.C.C. TSR Hondaがジワジワと追い上げて
行く展開!! このデッドヒートは攻めすぎで怖いぐらいでした~。
行われて行きます!! ライダー交代、ガソリン補給、そしてタイヤ交換!
やる事はたくさんあり、1回ずつのピットイン時の作業はタイヘンなのです!
何も重要な作業をしない僕なのですが、緊張しまくりでした~・・・。
僕たちはピット作業以外の時間は何もすることが無いので、裏のパドックに
張ったテントの中にてモニターでレース展開を見ながら過ごしていました・・・。
モニターの左側はサーキット内のレース映像があり、右側は現在の順位など
データが並んでいます。これでレース展開を読んでチームの戦略を立てるの
ですね~~。
単独でトップを快走していたゼッケン「11」F.C.C. TSR Hondaの清成選手が、
デグナーで転倒!!、ハイサイドの転倒でマシンが大破してしまいますっ!!!
清成選手は必死にピットに戻ってきますが、その約40分後、F.C.C. TSR Honda
のピットではマシンにカバーが掛けられてリタイアになってしまいました~!!!
F.C.C. TSR の3連覇の夢は、この時破れてしまったのでした・・・。
その他にもトップを争う「99」がシケインでオーバーラン、「12」ヨシムラスズキも、
デグナーで転倒、など、波乱の展開は続く!!・・・。そしてレースが半分を過ぎた
辺りで、いよいよ!「071」のチーム・加賀山で、あの「ケビン・シュワンツ」の登場
となりました~。
無いように、転倒しないように走って完走を目指しているので、淡々と走ります!
ピットインの作業中以外の時間は何もする事がない僕たちは、その後のレースを
いろんな所で観戦していました~。 コチラはメインスタンドの3階席です。ホーム
ストレートを280km/h程で走り抜けていくバイクがメチャメチャ速く感じました!
僕たちのチームのマシンです~。 メインスタンドから良く見えました。
レースも折り返しを過ぎ、トップは「634」ハルク・プロが独走で首位になる。
それを追うのは「071」チーム加賀山、「12」のヨシムラとなるが、どちらも
周回遅れぐらいになっているので、レース終盤では大きな動きもなく淡々と
進行していったのだった・・・。
ライダーは第2ライダーのTK さんですっ!! とてもカッコイイですね~!!
この時点で、残り時間はあと3時間程になっていきました~・・。耐久レースは
半分を過ぎて行くと、「あと残り何時間?」と考えてしまうんですね~・・・。
なってきて、ライト点灯のサインが出ました~!!・・・。残りがもうあと少しだと
思うと、ここまでの想いが胸に込み上げて来て少しジーンとしてしまいますね・・・。
そして残り1時間を切ったぐらいの時!!・・・、ポツリポツリと雨が降って来て
しまいました~!! あと少しだと言うのに!、この暗くなってきてライト点灯の
ナイトラン状況で!、まさかの雨ですっ!!!!・・・・。なんて事だ!!・・・。
中をライト点灯して一瞬で走り抜けていくマシンは、まるで流れ星のように幻想
的でとてもキレイに思えました・・・。
でも本当は雨がパラパラ降り出して来たので、そんな事言っていられない状況
で、僕たちのチームのバイクが転倒しないかと、ハラハラ、ドキドキでした。
ミゾの全く無いスリックタイヤでは、雨の濡れたコースの走行は危険すぎます!、
なので、たまらずピットインして急遽レインタイヤに交換しました~。残り30分での
予定外のピットイン→タイヤ交換だったので、僕たちもそうですが、他のチームの
ピットでもピット内は大忙しでした!・・・。
その雨の真っ暗なコース中をレインタイヤで走るのは、とても危険なのです。
残りあと20分で転倒してしまうと完走出来なくなりますっ!!、、、果たして
完走出来るのかっ?!・・・。
ピット内では、ピットクルー、メカニック、ライダーのみんなでモニターで一周一周
走っている自分たちのチームのマシンを見ながら、ハラハラ、ドキドキでした・・・。
8耐は、最後の最後まで何があるか分かりませんっ!! ラスト1時間を切って、
エンジンブローしてリタイアしてしまったチームもあったのでした!・・・。 なので、
「TK さん頼むっ!、頼むから、転倒せず無事に帰って来てくれぇぇ~~!・・・。」
と、ピットのみんなで、ただ、ただ祈っていました!!・・・。
チェッカーフラッグが7:30に振られましたぁ~!!! レース終了ですぅ~!!
スタートの時と同じようにメインスタンドの観客のみなさんや参加しているチーム
の人達など全員でカウントダウンをして、5、4、3、2、1、ゼロぉ~~!!!と、
鈴鹿8耐が終了したのでした!!!!
ヤリましたぁ~!!、僕たちのチーム
「日野精機、岩城&T2 with オートボーイ」は、
2013年の鈴鹿8耐を完走出来ました~!!!
このチェッカーフラッグの瞬間、ピットレーンやプラットフォームに人が溢れ出て
来ていて、メインスタンドにも観客の人々が集結していると言うぐらいにたくさん
の人でい~っぱいで、その歓声の渦でサーキットが大興奮な程に盛り上がって
いきました~!!!!!
優勝したのは、中盤から独走した、ゼッケン「634」のMusashi RT ハルクプロ
でした~。ず~っとトップを走り切って、最後の雨の中ではピットインをしないで、
スリックタイヤで完走!したらしいですっ!!・・・。本当にスゴイ・・・。
タイヤで完走してくれました~!!! 僕たちのチーム「日野精機、岩城&T2」は
ノントラブルで、転倒無しで完走!!!、順位も、スタート時の58位から~19位も
上がって39位でフィニッシュしました~!!! この瞬間、ピットレーンやプラット
フォームには人が溢れ出て来ていて、みんな完走できた感動でいっぱいでした~。
フィナーレは、ピットレーンを逆走する「パレードラン」で、鈴鹿8耐レースは終了と
なりました。メッチャ大勢の人々がピットレーンに溢れて来ていて、みんな一緒に
8耐完走出来た感動を分かち合いました!!!、、、。
2013・鈴鹿8時間耐久ロードレースは終了しました・・・。 今年の鈴鹿8耐レースに
誘ってくれた岩城レーシングの仲間のみんな、チーム「日野精機、岩城&T2」の
関係者のみなさま、今回、お疲れ様でした&本当にありがとうございました~!!
また何かの機会がありましたら、僕たち「カフェ・スプリングバンク」もまた乗鞍から
参加したいと思います!、よろしくお願いします~。 そして、このブログの読者の
みなさま、またこんな「カフェ・スプリングバンク」へ、ぜひご来店ください~~。
よろしくお願いします~~。 お待ちしています~~。
by springbk | 2013-07-31 04:40 | イベント