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妙義・荒船、自転車ツーリング!(その②)

比較的ヘルシーでカロリーの少ないお蕎麦をランチに食べて
お腹を膨らませてしまった僕達なのだが、この先に待ち受けて
いるメインディッシュの巨大な2つの峠へと、重いお腹を抱えて
ヨロヨロとペダルを漕いで、向かっていったのであった・・・。 

ここまでは比較的順調にキタのだが、この先の峠へと不安と
ここまでの疲労度を計算すると、どうしても答えがマイナスに
なってしまうのであった!・・・。 僕達のフトモモさんはすでに
疲労により、お蕎麦を食べたお腹よりも少しだけ重く感じられ、
すでにお尻は、もうサドルに座っていられなくなってきていた
のであった・・・。

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ここ上野村まで走ってきた国道462号は、この上野村の先から
やたらと狭い国道299になってしまうのである・・・。なぜか?と
言うと、ここで国道462号は終了してしまうのであった!!・・・。
そして、僕達が目指す第一の峠は、「塩ノ沢峠」なのである!!

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やっと辿り着いたココが、「塩ノ沢峠」へと入り口である!!・・・。
「塩ノ沢峠」は、もうあまり人の通らない旧道だ。 手前に新しい
大きなトンネルがあるので、通常はトンネルを抜けるのである・・・。
ここから先へと進んでしまえば、後戻りは出来ないチャリダーに
とっては修羅の道なのである!!・・・。

僕達がマウンテンバイク最盛期だった頃にツーリングで是非とも
行ってみたいコースの一つに「御荷鉾林道」のダートの峠越えが
あった。このツーリングで通ってきた「鬼石」から塩沢峠を通って
この塩ノ沢峠を越えて(同じような名前だが同じ峠ではない!)、
臼田町まで抜ける超級の山岳ダートロードらしいのだ!!・・・。
御荷鉾林道全制覇は叶わなくなってしまったが、その峠の一つ
である「塩ノ沢峠」へは、今回どうしても行ってみたかったので
あった・・・。 僕達の人生は全て挑戦である!!

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「塩ノ沢峠」、さすがは旧道!、ここからは全く車ともすれ違わない。
落ち葉に埋もれていてカサカサと滑って走りにくかった・・・。そして
何度も九十九折りになっている激坂を、痛んできたフトモモさんを
かばいながらインナー・ローでゆっくりと登っていったのであった・・・。

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そして!、一つ目の峠「塩ノ沢峠」を制覇したのであった~!!
長い間憧れて、このツーリングでやっと辿り着いた「塩ノ沢峠」・・・
が、しかし!、この時すでにフトモモさんとお尻痛くなってきていて、
この先にあるもう一つの最大級の峠「田口峠」への不安が大きく
なってきていたのであった~・・・。

いろいろな想いを心の中に巡らせながら、このトンネルを抜けて
いったのであった~・・・。
すると突然!!
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トンネルを抜けたら、一気に「妙義・荒船国定公園」の山岳景色が
目の前にドオォォォ~~~ンっと広がったのであった~~!!!

まるで、映画「スター・ウォーズ」の背景のような、奇岩が連続する
広大な風景であった~!!! この素晴らしすぎる山岳景色には
思わず心をブチ抜かれてしまったっ!! 疲れは吹き飛ばないが、
ここまで来た甲斐があった!とシミジミと思ってしまった。この景色
を見れるので「塩ノ沢峠」は、旧道を通った方が絶対に良い!!

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そしてこの奇岩山岳景色をバックに、ダウンヒルを開始だ~~!!
この一枚は、今回のツーリングでも最高の写真となったのであった。

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もちろん!、この時期の旧道でのダウンヒルは、落ち葉のツルツル
スリッピーな恐怖のダウンヒルなのである!!・・・。先の分からない
コーナリングを要求される高速ダウンヒルは、転倒の恐怖とドキドキと、
ブレーキを握る手の痛い、超集中のダウンヒルなのであった~・・・。

チャリンコレーサーのMr.C のコーナリングは1級品なのである!!

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どれだけ下ってしまうのだ?!と思うぐらいの「塩ノ沢峠」ダウンヒルを
こなして、南牧村を走り抜けて、最後の最大級の峠「田口峠」の入り口
へと到着してしまった~。看板には「臼田町まで24km」と出ている・・・。
ゴールの車までは、推定あと35kmぐらいか?・・・。 ここまでですでに
145km以上も走ってきた。そしてこれから乗鞍1本分以上もの田口峠
の登攀が待ち構えているのであった・・・。 でも、行くしかない!!
重いフトモモさんを持ち上げてペダルを回して、峠へと突入していった
のであった~・・・。

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しかし!!・・・、
この「田口峠」は出だしの最初から超激坂であった!! 先の「塩ノ沢峠」
が軽く思えてしまう程の激坂で、インナー・ローでもペダルが回らない・・・。
もうどうする事も出来ないので、ヘロヘロと8~10km/hぐらいの最低な
スピードで登るしかなかったのであった・・・。でも、この辺りの紅葉の色は
とてもキレイなのであった。

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途中で何回も自転車を降りて、お亡くなりになりかけているフトモモさんを
ユルめてあげながら、ゆっくりと登るしかなかった・・・。

田口峠へと上がる途中にはいくつかの景勝所があり、この画像はその一つ
である「狭岩峡」という所である。両側が約20~30mぐらいのクライミングに
ピッタリな垂直の岩場に挟まれた中を道が通っていくのだ。 思わず、次回
来る時はロープを持ってきてみたい!と思ってしまったのであった・・・。

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そして、最後の最後で「田口峠」は僕達に牙を剥いてきたのであった~!!
最後の試練は、永遠に続く!と思うぐらいに続く九十九折地獄であった!!

僕たちもいろんな峠を走ってきたのだが、こんなに九十九折が延々と続く
峠道は初めてだ!!というぐらいに、これでもかっ!!という感じで攻撃
を繰り返してくるのであった・・・・。 (Mr.C の上にいくつも続くガードレール
が見えますでしょうか??・・・)

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もういくつ九十九折のカーブを曲がったか分からなくなり、このまま永遠に
登って天国までイッてしまうのではないか?と思いながらインナー・ローで
走り、もう終わりだろう?!と思ったその先に、まだ5~6連続の九十九折
が続いていたのであった・・・。 

ランチまでは快適なツーリングだったのだが、やはりMr.C プロデュース
の「限界のその先までペダルを漕ぐ自転車ツーリング」、最後の最後は
ヒィヒィ言わされてしまい、意識の飛ぶ領域でのペダリングを要求されて
しまったのであった~・・・・。 完全にフトモモもお尻も体力も限界に近い
領域までイッてしまったのであった・・・・。

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そして!!、永遠かと思われた九十九折を制して「田口峠」に到着~。
これ以上はもう登りは無理っ!!という感じで、文字通り限界近かった
のであった~。 僕達のツーリングはこうでなくっちゃ!、という感じで
素晴らしい達成感に浸っってしまったのであった~。

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しかし、「田口峠」に到着したのはもう3:30過ぎ・・・。 陽も傾いてきて
だんだんと辺りも暗くなってきていた・・・。 今年は暗くなる前にゴール
したいと思っていたので、田口峠にあるこのトンネルを抜けて、先を
急いだのであった~・・・。旧道の峠にあるこのテのトンネルはいつも、
まるで「千と千尋の物語」のような「別世界へと続くトンネル」なのでは
ないのか?!と思わされてしまうのであった・・・・。

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そして、今回のツーリングでラストの「田口峠」からのダウンヒルだ~。
しかし、「田口峠」~臼田町までの下りは、それほどの激坂ではなく、
どちらかと言うと平坦のセクションの多いダウンヒルなのであった・・・。
なので高速で走るためにペダリングしなければならず、フトモモさんが
かなり痛かったのであった~・・・。

向こう側は激坂九十九折だったのに、臼田側はそうでもなかったので
あった・・・。 何だか騙されたような気分なのであった。

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一気に臼田町まで下りてくると、もう夕陽がオレンジ色に眩しかった。
去年はいろんなアクシデントがあり、真っ暗な闇の中を走って帰って
しまったので、今年は絶対に明るいうちにゴールしたいと思っていた
ので、この町中の平坦セクションでも、なるべく2人でローテーション
しながら頑張って高速で走り抜けて行ったのだった・・・。

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佐久市に入り、国道254号線に帰ってきて、ゴール間近になった時
サンセットの瞬間が訪れた。 

僕はこの瞬間が好きなのである。もう、ほぼ完走間違いなしとなって
後は惰性に任せてペダルを回していると、この日一日のこれまでの
いろんな事が頭の中に蘇ってくるのである・・・。 この夕陽に見とれて
いながら、しんみりとした達成感と、疲れ果てて心地よい疲労感と、
今日も無事に走りきれた安心感?とが入り混じっていたのだった・・・。

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そして!、ついに、
ゴール出来た~。


午後4:30過ぎに、ついにスタート地点である車のある国道254号に
帰り着く事が出来たのであった~!!!! 今年はサンセットと共に
ゴール出来て、明るいうちに帰り着くことが出来て本当に良かったので
あった。今回も何とか無事に帰って来ることが出来たのであった~~。

時間は今年も11時間ほど。 今回の総走行距離は177km。そして、
獲得標高差はガーミン計測で2400mもあったのであった~!!・・・。 
これは意外に登っていたのであった。もう少しで3000m到達だった・・・。

今年の自転車ツーリングも、度重なる恐怖と試練の攻撃、そしてお尻の
痛みに何とか耐えながら限界のその先までペダルを漕ぎまくり、真っ白
な灰になるまで燃え尽きてしまったのであった・・・。


しかし、ツーリングの後日、Mr.C の感想は、「一日=200kmで、獲得
標高差=3000m自転車ツーリングをいつかは達成したい!!」という
恐るべきモノであった!!・・・・。 年々、年齢から来るアレに蝕まれて、
どんどん低下している僕はどうすれば良いのだろうか?!・・・。しかし
自転車ツーリングはまだまだ来年も続くのであった~。(たぶん・・・)

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