新入荷のモルトウイスキーのご案内!!
2016年 01月 02日
ついに!、僕たち「カフェ&バー・スプリングバンク」も、
マニアック過ぎる!禁断のジャパニーズウイスキーの
世界に、足を踏み入れてしまいましたぁ~~!!・・・。
「イチローズモルト、The Final Vintage of HANYU 15年」です!!
造られた、日本のモルトウイスキーです。 上記に「あった」と書いた
のは、羽生蒸留所は2000年に閉鎖されてしまったからです・・・。
羽生蒸留所は、羽生市にある日本酒のメーカーである「東亜酒造」が
所有していた蒸溜所です。1941年に設立されて、戦後の1946年に
ウイスキー造りの免許を所得して蒸留を開始しました。 ウイスキーは
「ゴールデンホース」と言う銘柄で販売されていました。しかし、’80~
90年代のウイスキーの不況から、2000年を最後に蒸溜を停止して、
2004年には完全に閉鎖されてしまったのでした・・・。
東亜酒造の経営危機により、「羽生蒸溜所」は売却されてしまいますが、
売却先の企業はウイスキー事業からの撤退を決断し、「羽生蒸溜所」の
ウイスキー原酒は期限付きで引き取り手が見つからなければ破棄される
という決定が下ります!!
しかし!、
羽生蒸留所の創業者の孫である「肥土伊知郎」さんはウイスキー原酒を
引き取ってくれる企業を探し続け、ついには福島県の「笹の川酒造」から
援助を取り付け、この貴重なウイスキーを破棄から救ったのでした!!
そして!、「肥土伊知郎」さんは、2004年9月、
埼玉県秩父市に自分たちのウイスキー蒸留所である「秩父蒸留所」を設立!
「ベンチャーウイスキー社」を立ち上げてウイスキー蒸留を再開したのです!
そして、2005年の春から、「笹の川酒造」にある宝のようなウイスキー原酒
を「イチローズ・モルト」として販売しました!! 樽出しの「 カードシリーズ」
は、イギリスの「ウイスキーマガジン」でも最高得点の「ゴールドアワード」に
選ばれました!!
現在の「秩父蒸溜所」は羽生市郊外の小高い丘の上にあります。仕込みは
大血川渓谷水系の軟水を使用。 原料には地元埼玉県産の大麦を使って、
フロアモルティングで麦芽造りもしています。そして、ミズナラ製の発酵槽で
発酵、スコットランドのフォーサイス社製のポットスチルで、ハンドクラフトの
手づくりでモルトウイスキーを生産しています。 現場のウイスキー職人は、
旧メルシャンの「軽井沢蒸留所」で48年間という長きに渡りモルト・マスター
としてウィスキー造りに携わってきた「内堀修省」が加わっていらっしゃるので
これからの秩父蒸留所の新しいウイスキーが非常に楽しみなのです!!
この「The Final Vintage of HANYU 15年」は、閉鎖された「羽生蒸留所」
の最後の年である2000年ヴィンテージのモルトウイスキーなのです!!
秩父蒸留所は新しく再開したのですが、羽生蒸留所で造られたモルトは、
無くなればこの世からなくなり永遠に飲めなくなるウイスキーなのです!!
そしてファイナルの2000年ヴィンテージとくれば、モルトウイスキーファンの
僕は黙っていられなかったのでした~・・・。
ちょっとした「遊び心」が用意されているのです~。 このラベルの裏地に
埼玉県の県鳥である「シラコバト」が隠されているらしいのです!!・・・。
ファースト・リリースの時は1羽のみ、2回目リリースのラベルには2羽、
サードには3羽、フォースリリースには4羽、そして今回のFinal Vintage
は5回目らしいので、5羽のシラコバトが隠れているのです~。みなさん!
ぜひこの「イチローズモルト15年」を飲んで、ラベルの中の「シラコバト」を
探してみて下さい~~。
ぜひ!この「イチローズモルト、The Final Vintage of HANYU 15年」
を飲みに「カフェ・スプリングバンク」へご来店下さい、お待ちしています~。
よろしくお願いします~!!
by springbk | 2016-01-02 07:11 | お店のご案内